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太鼓楼
誠のこころ、此処にあり 京都えきにしエリアで、歴史を感じる

太鼓楼

幕末の香りを残す新選組ゆかりの古刹。

新選組は、1865年、隊士の増加により手狭になった壬生寺から六条堀川の西本願寺へと拠点を移します。

今も西本願寺境内に建つ太鼓楼がその一つ。   
「もともと太鼓で時刻を知らせる役割をもっていたんです」と西さんが説明してくれました。

「隊士たちは本願寺境内にかつてあった旧北集会所に寝泊りしていたようです」。

200畳あたり隊士200人という劣悪な生活環境改善のため、土方歳三が西本願寺に本堂を使わせてほしいとの旨を訴えた記録が本願寺から発見されました。

西本願寺と新選組隊士であった島田魁(しまださきがけ)との深い関係を示す話も残っています。

「戊辰戦争を最後まで戦い抜いた島田は、その後剣術道場を開くかたわら、本願寺の夜間警備をしていました。
最晩年も自主的に夜間の警備は続けていたそうです」。

島田は警備の最中に喘息の発作を起こして亡くなったとのこと。
その葬儀にはかつての同志、永倉新八が参列し「杉村義衛」の名で記帳していたことがわかっています。

新選組と西本願寺には深いつながりがあったんですね

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